補綴歯科

PROSTHODONTIC
TREATMENT
周りの歯のことも考える。

ケガやむし歯、歯周病などで歯を失ったとき、
残りの歯があれば大丈夫かというと、そうではありません。

歯を失って隙間ができると、その隙間を埋めるために、
時間をかけて周囲の歯が倒れこんできたり、
噛み合わせ側の歯が伸びたりします。

そうすると次第にお口全体の噛み合わせのバランスが崩れ、
健康だったはずの周りの歯の寿命まで短くなってしまいます。

1本の歯を失くすことは、長い目でみたら、
2本目、3本目の歯を失うことにも少なからず影響していきます。
歯を失ったらできる限り早く、補う治療を受けてください。

失った歯による様々な影響

  • 咀嚼と発音がしづらくなる
  • 歯並びが崩れるなど、見た目に問題が出る
  • 歯並びが崩れると歯磨きがしづらくなり、
    むし歯・歯周病にかかりやすくなる
補綴歯科のイメージ

歯を補う治療 PROSTHODONTIC TREATMENT

失くなった歯を補う治療を、補綴(ほてつ)といいます。
当院の院長は、この補綴が得意分野。
これまで15年以上、臨床の現場で治療を行ってきました。

人工の歯は、毎日使い続けることで徐々に劣化していきます。
人工の歯を装着した後も、治療した歯だけでなく、
補った歯の周囲の歯や歯肉の定期的な確認が欠かせません。

補綴歯科のイメージ

TREATMENT POLICY ただ補うのではない、
歯のずっと先のことまで考えた
治療を行います。

大事なことは、ただ補うのではなく、
噛むことで歯にかかる力を
お口全体にバランス良く分散させること。

個々の歯の負担をできる限り軽くすることで、
補った人工の歯はもちろん、
残った自分の歯の寿命を延ばすことにも繋がります。

今だけでなく、将来をずっと先まで見据えた
補綴治療を行なっています。

失くした歯を補う4つの治療法 4 TREATMENT OPTIONS

歯の状態や噛む力の強さなど、一人ひとりのお口の事情によって、最適な治療は異なります。
また、歯科医師が思う最適な治療と、患者さんの希望が同じとは限りません。

当院では、治療法のメリット・デメリットを丁寧に説明することはもちろん、
患者さんのお話をしっかり聞き、何度でも話し合うことを大切にしています。
ご自身が納得した上で治療を受けていただくことが、長い目でみて最良の選択だと思うからです。

ブリッジ 義歯(入れ歯) インプラント
特徴
ブリッジ

歯を失った部位の両隣の歯を削って土台にし、人工の歯を橋渡しをします。取り外さない固定式です。

義歯(入れ歯)
取り外しできる人工の歯を
あてはめます。
インプラント

歯を失った部分の骨にチタンなどの金属製の土台を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けます。

保険
または
自費
どちらも選択できる どちらも選択できる 自費のみ
見た目
自費の場合 (セラミック等) 保険の場合 (銀歯)
自費の場合
(金具がない等目立たない種類あり)
保険の場合 (金具が目立つ)
発音
噛む力
違和感
他の歯への
影響
隣の歯を削る必要がある。
また、失くした歯の分、
噛む力(負担)が両隣に増える。
隣の歯に金具をかけるため
少し負担が増える。
骨に人工的歯根を入れるため、
周りの影響は少ない。
清掃性 どうしても隙間ができるので、
欠損部の清掃性が悪い。
取り外して手入れできる。 ご自身の歯と同様に
手入れできる。
治療期間
※抜歯後
1~2か月 1~2か月 4か月〜
適用
範囲
保険と自費とで、
設計や材質に制約がある。
保険と自費とで
材質の制約があるが、
適用範囲は広い。
骨の状況により、
難しい場合がある。

01FIXED PROSTHODONTICS 咀嚼がしやすい、ブリッジ

入れ歯と比較して、違和感が小さく、咀嚼しやすい点が特徴です。
ただ、隣の土台になる歯は削らなくてはならず、橋掛けにすることで、失くなった歯の負担を
周囲の歯が負担することになり、歯の寿命が短くなりやすいという欠点があります。

また、ブリッジになった部分の清掃は難しいため、
清掃不良により次のむし歯や歯周病にならないように管理する必要があります。

被せ物の種類は選ぶことができ、保険適応できるもの(銀歯)もあります。
セラミック等の保険外の材質で作る場合は、形や色調を自由に設定でき、より自然に仕上げられます。

保険外の被せ物の費用の一例

オールジルコニアクラウンの場合 100,000円/
1本あたり

※ブリッジでは一本欠損の場合3本分の被せ物が必要となります。 ※料金は税抜

02DENTURE 手入れがしやすい、義歯(入れ歯)

合わない入れ歯を我慢して使っている方、薬局で入れ歯安定剤を買って落ちないようにしている方、
臭いを気にしている方、何個も持っている方など、入れ歯にお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。

すぐに新しい入れ歯をつくるのではなく、
今の入れ歯を修理・調整していくことが、ぴったりした義歯をつくる近道になることがあります。

お使いになっている入れ歯には、既に患者さんの噛み合わせに関する情報がたくさん詰まっています。
それをヒントに、よりよい入れ歯を作るために患者さんと話し合い、新しい入れ歯を作っていきます。

入れ歯の最大の利点は形を変化させることが簡単なこと。
手をかけることで一人一人違うオーダーメイドの最適な入れ歯をつくりあげることができます。

金属床義歯(入れ歯) METAL BASED DENTURE

  • 金属は丈夫で薄く小さく作れるので、違和感が少なく快適な装着感
  • 清掃性を良くして、残った歯を守る設計をすることができるため、
    清潔に保ちやすく臭いも少ない。
  • 金属はプラスチックより強いので壊れにくい。
標準的な費用 300,000円~

※料金は税抜

磁性式入れ歯
マグネット式
オーバーデンチャー
MAGNETIC
ATTACHMENT DENTURE

  • 残存歯に、磁性の金属を装着し、入れ歯の方に磁石を埋め込んだ入れ歯。
  • 磁性(マグネット)の力で、入れ歯を動かないように固定できる。
  • 歯にかける金具をなくすことが可能で、見た目もきれいに仕上がります。
標準的な費用 マグネット 80,000円×1本
+ 入れ歯本体 300,000円〜

※磁石の本数は症例により異なります。 ※料金は税抜

ノンクラスプ
デンチャー
NON METAL
CLASP DENTURE

  • 歯にかける金属のバネがなく、見た目がより良い入れ歯です。
  • 比較的に柔らかい素材を使用するので、装着が快適です。

※咬合力に耐えられない場合や、症例により適応できない場合があります。

標準的な費用 200,000円~

※料金は税抜

インプラント
オーバーデンチャー
IMPLANT OVER DENTURE

  • インプラントを数本埋入して、入れ歯と連結し固定するシステム。
  • 入れ歯が動いて食事がしづらい、入れ歯が痛くて困っている方におすすめ
  • インプラント固定式より費用を抑えられる

費用の一例:インプラント2本の場合

インプラント 250,000円×2本
+ 入れ歯本体 300,000円〜
合計
800,000円〜

※料金は税抜

保険の入れ歯について

保険の入れ歯は、強度や設計などに制約がありますが、症例によっては機能的な入れ歯の製作も可能です。まず最初は保険の入れ歯で試行錯誤してみて、その後、さらに機能的・審美的な入れ歯をご希望の場合には、保険外の入れ歯を提案いたします。まずはお気軽に、お悩み・ご希望をご相談ください。

03IMPLANT 周囲の歯に負担をかけない、インプラント

インプラントの最大のメリットは、ブリッジや入れ歯の治療方法に比べて、
隣接した歯やその周りの環境への悪影響が少ないこと。

当院では最終的な噛み合わせを見据えた上で、最適な場所に最適な本数を使用して
インプラント治療を行うため、患者さんの予算や希望に沿った治療計画を立てることができます。

まずは天然歯の利用を第一に考えたうえで、患者さんに一番適した治療の選択肢を提案いたします。

04TOOTH TRANSPLANTATION 不要な歯を利用する、移植治療

歯を失った部分に自分の歯(親知らずや咬合に不要な歯)を移植します。
適応できる症例の範囲が狭いので選択できない場合もありますが、
人工の歯ではなくご自身の歯で補えることは、長い目でみたときに大きなメリットです。

診察を行なって判断いたします。一度お気軽にご相談ください。