予防歯科
PREVENTIVE
DENTISTRY
治療から、予防の時代へ。
歯科医院は悪くなった歯を治療します。
しかし、歯は一度悪くなると、例え良い治療をしても、
再発を繰り返したり、周りの歯に影響が出ることもあります。
治療を何度しても、残念ながら歯を失うこともあります。
歯を失う原因である、主にむし歯と歯周病を防ぎ、
歯を長持ちさせるには、患者さんによるセルフケアと
歯科医院で行う専門的なケアが必要です。
予防の要、定期検診 REGULAR DENTAL CHECK UP
シニア世代の方が、リタイヤする前にやっておけば良かった
後悔トップ20の第1位は、「歯の定期検診を受ければ良かった」でした。
このことから、シニア世代の多くの方は歯の健康が維持できておらず、
暮らしの中で食事を思う存分楽しめていないことが伺えます。
重要なのは「自己流の歯磨きだけで、お口の健康は維持できない」ということです。
ROLE OF REGULAR DENTAL CHECK UP
定期検診が
将来の歯の健康を左右する
歯は一度悪くなったら元に戻すことが難しいもの。
そのため、少し調子が悪くなった時点で、
いち早く問題を見つけることが大切です。
10〜20年後の歯の健康は、
定期検診を継続して受けるかどうかで、差がつきます。
定期検診を行う3つのメリット
- 日々の歯磨きがしっかりできているか、プロの目でチェックする。
-
お口の健康維持のために最も大切なのは、日々の歯磨きです。
しかし、歯磨きがしっかりできているかは、自分では中々分からないため、
歯科医院による定期的なチェックが必要です。 - 日々の歯磨きでだけでは難しい、プロによる専門的なケア。
-
歯石の除去に歯と歯茎の間の汚れ、飲み物やタバコによる着色など、
歯磨きだけでは取り切れない汚れを、専門的なケア(PMTC+エアフロー)で徹底的に綺麗に。
むし歯や歯周病を防ぎます。 - 問題を早期に発見、悪くなる前に解決する。
-
むし歯や歯周病は、悪くなっても症状が出ないことが多くあります。
また、詰め物や被せ物は時間が経つと劣化し、むし歯が再発しやすくなってしまうため、
治療した後の歯も、定期的なチェックが必要です。当院の定期検診では、他にも噛み合わせの状態をみたり、
レントゲンで歯や骨の状態をみることで、問題を早期に発見し、治療・改善へつなげます。
目白台歯科の予防プログラム COURSE OF TREATMENT
目先の治療だけでは、長い間、歯を良い状態で保つことはできません。
治療後も良い状態を保っていただけるように、
当院ではセルフケアのサポートにも力を入れ、定期検診もおすすめしています。
診査 ORAL EXAMINATION
まずお口全体を診察するところから始めます。問題点や注意が必要な所については丁寧に説明し、今後の治療についてお話していきます。診察時には写真やレントゲンを撮ることもあります。これらの資料により、小さな変化にもすぐ気づくことができ、いち早く問題を発見できるためです。
治療 TREATMENT
むし歯や歯周病、噛み合わせなどで悪い状態に進行する可能性があるところは、進行を止めるために治療します。治療方法については患者さんと話し合い、きちんと納得いただいてから治療に進みます。
セルフケア SELF CARE
治療後も良い状態をできるだけ長く保ってもらえるよう、それぞれの患者さんに応じたセルフケアの方法をアドバイスします。
定期検診
REGULAR
EXAMINATION
治療後は、定期的に検診を受けていただきます。当院では、患者さん一人ひとりのお口の状況やライフスタイルも配慮し、1か月〜6か月の間での検診をおすすめしています。
定期検診の内容
- 専門的なケア
- むし歯と歯周病のチェック
- 噛み合わせの診査
- 入れ歯(義歯)が合っているか
どうかのチェック
- セルフケアがきちんと
できているかをチェック - 過去に治療した歯のチェック
(他院で治療した歯も含みます)
年代にあわせた予防 PREVENTIVE DENTISTRY BY AGE
RECOMMEND OF REGULAR DENTAL CHECK UP 子どもの定期検診のすすめ
進行の早い子どものむし歯をいち早く見つけるために、定期検診をおすすめします。
検診では生え変わりや噛み合わせの状態もチェックしたり、歯磨きや食習慣のアドバイスを行います。成長に合わせた適切なタイミングで治療を始めましょう。
0歳~6歳頃 乳歯列期
永久歯のむし歯予防につながる大切な時期
むし歯のない元気な子に育てるためには、「歯磨き」と「バランスのよい食事」が大切です。当院では「しっかり食べてよい歯をつくる」ための、仕上げ磨きや食習慣のアドバイスを行い、子どもに歯科医院に慣れてもらうことを目指します。
むし歯になりやすい3つのポイント
1.歯と歯の間 2.奥歯の溝 3.歯と歯茎の境目
さらに乳歯列期の一番奥とその手前の2本の乳歯は特に注意が必要なため、フロスの使用をおすすめします。
6歳~12歳頃 混合歯列期
乳歯が永久歯に生え変わる、むし歯予防で最も大切な時期
永久歯が生えてすぐむし歯にならないように注意が必要です。仕上げ磨きと本人の歯ブラシ習慣の意識づけをし、フッ素を活用したり食習慣のチェックをします。必要に応じて、歯の溝を埋めてむし歯を予防するシーラントも提案します。
特にむし歯になりやすいポイント
- 一番奥に生える6歳臼歯(最初の永久歯)。特に噛む面とほっぺた側の溝。
- 6歳臼歯のさらに奥に生えてくる12歳臼歯。
あごの成長と歯の生え変わりをコントロールすることで、歯を抜かずに噛み合わせを改善できる場合もあるので、矯正専門医による診察もご提案します。
12歳頃~20歳 永久歯列期
全ての永久歯が生えそろう時期
勉強・部活・遊びと忙しい中高生は、食生活が不規則になりがち。むし歯のリスクが上がり、思春期でもあるため親御さんもコントロールしづらくなりますが、大切なのは本人にむし歯予防の自覚を持ってもらうことです。
外見が気になり、歯並びや歯の色のコンプレックスで悩みやすい時期だと思いますので、矯正専門医が親身になってご相談に乗ります。
20歳~40歳
中年以降のお口の健康を左右する時期
仕事・家庭・子育てなどライフスタイルに変化が生じ、むし歯や歯周病が放置されやすくなります。しかし、この時の予防が中年以降のお口の健康を左右します。
ストレスによる歯ぎしりや食いしばりを無意識に行い、顎関節症が発症する方も多くいるため、マウスピースなどの治療もご提案します。
40歳〜60歳
歯周病予防とメンテナンスの時期
免疫の変化により歯周病が発症しやすいため、むし歯予防に加え歯周病予防が必要です。若い時に治療した箇所の再治療が必要になる時期でもあります。
古くなった詰め物や被せ物に問題がないか、精密検査をしましょう。症状が悪化しないように、早期発見・早期治療のための治療をご提案します。
60歳〜
長い目で見た、メンテナンスの継続が必要な時期
お薬や年齢の影響で唾液の性状や量に変化が生じ、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。しかし人生100年時代を考えると、まだまだ食生活を楽しんでいただきたい時期です。
当院では、しっかり噛めて楽しく笑えるようになるための治療と予防プログラムを提案。セルフケアが困難になってきた方には、お口のケアをお手伝いします。
また、誤嚥性肺炎を予防するためにも定期的なケアが必要です。上手に歯科医院と付き合い、メンテナンスを継続していきましょう。